アコーディオンは立っても座っても演奏できる楽器ですが,私はレコーディオングルームの中で弾いているので,座って演奏することの方が多いです。
そこで椅子が必要なのですが,私は今まで元から家に置いていたボックス型のスツールを使っていました。

座面は硬い,高さも微妙。

アコーディオンを座って弾く際は,楽器本体を膝の上に置くことになるので,座面の高さや膝の高さが結構重要になってきます。
そこで,何か使い勝手の良い椅子はないかなと探しました。
初心者こそ,ちゃんとした椅子を使おう
アコーディオンの練習をする際,立った方が上体が真っ直ぐになるため変な癖がつきにくいです。
しかし,左のベース部分を左手のみで支えないといけないため,初心者のうちはかなり苦しいと思います。
無理をして変な癖がついたり,体を壊したら意味がないので,なるべく立奏に近い形で座れる椅子を探しました。
そのための条件は
・座面の高さ調節が可能
・足を置くところがある(膝の高さを調節出来る)

そんな都合の良い椅子あったの?

それが,あったんですよ。
初心者におすすめのアコーディオン用万能椅子

K&Mのスツールです。
ギター用,コントラバス用に使っている方が多いようですが,アコーディオンにもぴったりそうです。
1. 高さ調節機能
高さ調節はこのくらい出来ます。

最も低くした状態

最も高くした状態
ねじ式なのですが,ワンタッチで変えられるように工夫されています。
5秒もあれば1番下から,1番上まで座面を移動させることが出来るくらいに簡単に高さの調節が可能です。
私の身長は170cmなのですが,真ん中よりか少し下にセットしてちょうどよいくらいだったので,身長150cm~190cmぐらいなら無理なく使えると思います。
2. サドル型座面

この形が意外にも気に入っています。
椅子を高くした場合,丸い普通の座面だと,座面の角部分が太腿の裏を圧迫してしまいます。
自転車を想像しましょう。
もし,自転車のサドルがただの円形だったとしたら…
ペダルを漕ぐたびに太腿の裏に当たりますよね。
それと同じです。
座面の形がサドル型であれば,座面の角が太腿の裏を圧迫することなく,足を下に伸ばすことが出来ます。

座面を高くする場合,右足を無理なく下に伸ばせることで,体を安定して支えることが出来て,演奏も安定します。
3. 足を置くことが出来る
立ってアコーディオンを演奏する場合は,左のベース部分は左手で支える必要がありますが,座って弾く場合は膝の上に乗せることが出来ます。
この椅子は足を置くためのバーがあるため,座面を高くしても膝の上に楽器を載せて弾くことが可能です。

右足で地面を踏み締め,左足をバーに乗せることで,膝の上に楽器をおける,というアコーディオンの練習にとっては最高の形が出来ました。
4. 座面の角度が変えられる
衝撃的な機能です。
正直ここまでの機能は求めていなかったのですが,座面を水平状態から垂直状態まで,無段階で調節することが出来ます。


座面を傾けることが出来ると,何か良いことがあるのか?と思うかもしれません。
アコーディオン演奏にとってはこれがかなり良い効果を発揮するのです。
立奏に近い形で座ることで,姿勢を良くして練習するために椅子を探していましたが,この機能は姿勢を良くするのに一役買ってくれます。
少し座面を前傾にすることで,骨盤を立てることが出来るため,姿勢が勝手に良くなるのです。

この椅子に替えてずいぶんと弾きやすくなりました。初心者だからこそ椅子に気を遣うべきですね。
5. 折り畳める

折りたたんでコンパクトにすることが出来ます。
いや,もう万能すぎる。
まとめ
初心者のうちはアコーディオンを弾くための筋肉がまだ育っていないため,体に無理な力がかかる状態で弾くと,癖がついてしまいます。
初心者だから,安物の椅子でいいや,と体に合わない椅子で練習をし続けると,かえって上達を妨げることになりかねないので,調節が出来るちゃんとした椅子を選びましょう。
急がば回れ,ということですね。

Konig K&M 14045 STOOL black
コメント