アコーディオンの哀愁ある音の正体とは

アコーディオン
A君
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アコーディオンの音って哀愁があっていいよね。何であんな音が出るの?

TETSUYA
TETSUYA

特徴的な音ですよね。その哀愁のある音は,アコーディオン特有の構造が関係しています。

アコーディオン特有の音

ピアノ,ギター,バイオリン,トランペットといった楽器とアコーディオンは,音が出る仕組みが大きく異なります。

楽器には大きく分けると単音(もしくは2音)を出す楽器と和音を出せる楽器がありますが,この仕組みのことでありません。

アコーディオンは他の楽器にはない大きな特徴があるのです。

微妙にずらした音程のリードを同時に鳴らす

アコーディオンには複数のリードが入っています。
この記事をご覧ください。

このように,同じ鍵盤に対して4つのリードが鳴る仕組みで,スイッチの切り替えによってこの組み合わせを変えることが出来ます。

例えば,HのリードとMのリードを同時に鳴らすと1オクターブずれた音が同時になります。MのリードとLのリードも同様です。

しかし,Mのリードを2つ同時に鳴らしても同じ高さの音しかなりません。

それでは一見意味がないようですが,実はこのMのリード2枚は微妙に音程をずらしているのです。

微妙に音程がずれた音が同時に鳴ると,うなりが発生して広がりがある音になります。

これが,アコーディオンの哀愁ある音の正体です。

4枚リードの楽器,HMMLとMMMLの違い

HMMLには同じ高さのリードMが2枚,MMMLには3枚あります。
同じ高さとは言っても,微妙に調律をずらしたリードです。

440Hzが基準なら,442Hzや443Hzと数セントずらして調律します。このズレが少ないほうがシャープな音になり,多いと柔らかい音になります。

MMMLリードを搭載した楽器は,音域が少し狭い代わりに,同じ音程のリードを3枚同時に鳴らすことが出来るので(例えば440Hz,442Hz,444Hzというように)より柔らかな広がりのある音を得ることが出来ます。

この音を「ミュゼット」と呼び,フランス音楽によく使われます。

哀愁はMリードの重ね合わせにあり

楽器によって搭載されているリードは違いがあります。小型の楽器ではMLの2セットのリードのものもあります。

哀愁がある音が好きな場合は,Mリードが複数入っている楽器を選んだほうが良いでしょう。

そして調律する機会があれば,差を大きめにしてもらいましょう。

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